【症例】【右上5番を歯根破折のため抜歯しインプラント治療を行った症例】

こんにちは。柏・南柏の歯医者、ウィズ歯科クリニックの歯科医師佐藤です。

 

本日は右上の歯が歯根破折によって保存不可能になり、インプラントで治療した症例についてご紹介したいと思います。

 

 

以前より当院で治療・メンテナンスさせていただいていた患者様です。

数年前に保存困難な歯を患者様の希望により補綴治療し経過を追っていました。今回、患者様がその歯に違和感があるとのことで被せ物と土台を除去したところ歯根が破折していました。歯根が縦に破折している場合は保存不可能である事を患者様に説明し、同意を得たので抜歯を行いました。

抜歯後の治療計画について説明したところインプラントで治療を行うことになりました。

 

 

 

抜歯後の治癒期間を十分にとり、骨や歯茎の回復を待ちました。CTによる骨の量の検査を行ったところ上顎洞と呼ばれる副鼻腔との距離が僅かに足りませんでした。患者様に相談したところ、骨を作るソケットリフトという増骨手術を行わず上顎洞を避けてインプラントを傾斜埋入し、カスタムアバットメントを使用して補綴処置を行うこととなりました。

最終補綴物についても相談しインプラントおよびご自身の歯をこれ以上失いたくないと患者様が強く希望されたため、細菌が付着しにくいセラミックによる被せ物を作っていくこととなりました。

 

今回は上顎洞を避けてギリギリのところでインプラントを埋入しなければならないのでCTでインプラントの埋入位置を決定し、より精密にインプラント埋入を行えるサージカルガイドを作製してメスを使用しないフラップレスインプラント埋入オペを予定しました。

 

オペはメスを使用せず術後の痛みを最小限に抑えることができるフラップレスで行いました。インプラントを埋入する穴を形成するときにはできるだけ低速で周囲の骨にダメージを与えないように行い、インプラントを埋入するときも上顎洞のほうにインプラント体が入っていかないよう細心の注意を払って埋入しました。

オペ後のCTとレントゲン写真より予定通りの位置にインプラント埋入が行えたのを確認しました。一週間後のチェックの時に術後のお痛みにについて確認したところ、当日は重い感じがあり、痛み止めは使ったけど次の日からは問題なかったとおっしゃって下さいました。

オペ後はインプラントと骨が結合するのを待ちます。

 

 

 

今回は上顎洞近くのインプラントということで状況によっては増骨手術を行う可能性があった症例ですが、サージカルガイドを使用することによって患者様負担を減らせた症例でした。これからも患者様の為に精進していきたいと思います。

 

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