『豆知識』乳歯のむし歯は抜けるから大丈夫?

乳歯のむし歯は抜けるから大丈夫??
 
こんにちは!ウィズ歯科クリニックの西村です♪
暖かくなり桜が綺麗な季節になりましたね!
幼稚園や小学校に通っているお子様は春休み真っ最中!!
ウィズ歯科クリニックにも毎日沢山のお子様が定期健診にいらしてくださいます!
 
現代では歯の定期健診という考え方が普及し、お子様の虫歯予防にたいして意識の高いお母さま、お父様が沢山いらっしゃいます。
乳歯のむし歯は生え変わるから大丈夫!なんていわれていた時代もありましたよね??
1970年代の日本は“子供のむし歯の洪水”と言われたほど乳歯のむし歯が多い時代でした。
 
では乳歯に虫歯があると実際にどんな問題が起きるのでしょうか?
一般的に歯が生え始めるのは生後5~6ヶ月ごろから。
そこから3歳頃までに乳歯が生え揃います。
1歳前後までは唾液の量も多く、砂糖の摂取も少ない為虫歯がある子は多くありません。
むし歯が出来るリスクがあがるのは大体3歳頃です。
 
理由はいくつかありますが、
・乳臼歯という奥歯が生え始める
唾液の分泌量が落ちつく
・食べ物が代わり砂糖の摂取量が増える 
などが主な理由と考えられています 。
 
では乳歯に虫歯ができるとどの様な影響があるのでしょうか?
・永久歯に虫歯ができるリスクが上がる
乳歯の虫歯は確かに抜けてしまえばなくなりますが虫歯菌の数は乳歯に虫歯があると多くなります。
そのため後続の永久歯にも虫歯菌が感染し虫歯になってしまうのです。
 
・永久歯の歯並びに悪影響を及ぼす
乳歯が虫歯になってしまい神経まで及んでしまった場合なと早期に抜歯が必要になります。
その場合となりの歯が倒れてきてしまい歯並びが悪くなる可能性があります。
 
・身体の発達に影響する
乳幼児期に虫歯があると歯の痛みから食事を存分に摂れない、十分に噛み砕くことができないなどの問題が起こります。3歳児からむし歯の多い子の平均体重が15キロであるのに対し、むし歯のない子では17キロと平均2キロも差がついてしまうという研究結果まででています。
 
 
このように乳歯に虫歯があるとお子様にとってたくさんの悪影響があるのです。
 
では具体的にどのように予防していけばいいのでしょうか。
 
・砂糖の摂取量、摂り方を調整する
虫歯の原因となるのは砂糖です。海外で砂糖が手に入りにくい地域のかたはほぼ歯ブラシをしないのに虫歯が非常に良い少なく綺麗な歯をしています。
お子様は甘いものが大好きです。
欲しがるままに与えていてはお口の中がずっと酸性になったまま虫歯がどんどん進行していきます。
おやつは子供の栄養補給に必要ですが砂糖の量が多いもの、長くお口の中に残るものは避け、時間も決めて与えるようにしましょう。
 
・仕上げ磨きを早くやめない
お子さんが嫌がるからと仕上げ磨きをやめてしまっていませんか?
できれば10歳頃までは仕上げ磨きを続けるのが理想です。
5歳頃からはの生え変わりが始まり、7歳、8歳などは混合歯列期といって永久歯と乳歯が混在し歯磨きがとても難しいお口の中になります。
生え変わるたびに磨きにくい場所が変わり、お子様1人では5割磨ければ良い方です。
これから一生使っていく永久歯を守る為、仕上げ磨きを続けましょう。
 
・歯科検診を受ける
ここまでしっかり予防していてもどうしてもお口の中の環境が虫歯になりやすい子は虫歯ができてしまう事があります。
慢性的な鼻炎で口呼吸になってしまう
唾液が少ない
歯並びが悪い
などみんなが同じ環境ではありません。
 
そのために歯科検診があります。
いつもの歯磨きでどこを磨き残しているのかをチェックし磨き残しを減らす、初期の虫歯が広がる前に治す、高濃度のフッ素を定期的に塗布し歯を強くする、など歯科でしかできないことが沢山あります。
 
また仕上げ磨きを卒業し、自分磨きに移行していくため歯磨きの練習も必要になります。
そのために歯科検診をうけるという事をお子様に教えていってください。
 
子供の虫歯は親の責任といっても過言ではありません。
お子様が将来虫歯や歯周病で苦労する事のないようコントロールできるのは今だけなのです。
子供の時に虫歯が少ない子は大人になっても口腔内環境が大きく変化することは少ないです。
 
虫歯になりにくい口腔内環境を作るため、私達にお手伝いさせて下さいね☆

『歯の痛み』はもちろんのこと『ホワイトニング』『インプラント』から『保育士託児』『相談室でのカウンセリング』など、先端治療と快適な医院空間で幅広い年代層の方に満足していただける医院を創ります。

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