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痛みを最小限に抑える!メスを使わないフラップレスインプラントをご紹介

こんにちは!千葉県柏市イオンモール柏向かいにある、ウィズ歯科クリニックの国際口腔インプラント学会認定医の小川です!

本日はインプラントを考えていらっしゃる方に切らない縫わない痛みが少ないフラップレスインプラントをご紹介したいと思います。

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痛みが少ないと聞くと多くの方が魅力的に感じるのではないでしょうか。

従来のインプラントではメスを使って歯茎を切開して骨を露出させた後にドリルで穴をあけてインプラントを埋入します。それに対してフラップレスインプラントは歯肉に4ミリ程度の小さな穴をあけて手術を行うため、歯茎を切開して剥離して縫合する必要がありません。

今までのインプラント手術と比べると、患者様の不快感を大幅に軽減する事が出来ます。

以下にその流れを分かりやすく解説していきます。

 

フラップレスインプラントの流れ

 

診査・診断

最初のステップは患者様の口腔内の状態を正確に把握する事です。精密な検査を行う事で、フラップレスインプラントが患者様にとって適切な治療法かどうかを判断する事が出来ます。

当院ではCTを撮影し患者様の骨の状態を3次元的に詳細に調べ、インプラントが安全に行えるかどうかを正確に判断出来ます。

さらに高精度のカメラや模型、歯周組織検査により口腔内の状態を調べます。

これらによって骨および軟組織の量や質、そして構造を正確に把握する事が可能になります。これは患者様のインプラントの埋入位置や角度を決定するのにとても重要です。

患者様にとって最も安全で効果的な治療計画を立てるための基盤となります。

 

サージカルガイドの作製

次にサージカルガイドを作成します。インプラント手術の精度を高めるためには、サージカルガイドの作成が欠かせません。

このガイドは手術中のインプラントの正確な位置決めと角度の調整に重要な役割を果たします。

口腔内スキャナーから得た患者様の詳細なデータを基に作られ、0.1ミリメートル単位での精密なシミュレーションを通じて、インプラントの埋入位置を決めます。

これにより手術の精度が格段に上がります。またサージカルガイドを使うと手術時間の短縮にもつながりますので患者様の負担を軽減する事が出来ます。

 

インプラント埋入手術

1.サージカルガイドの試適を行います

2.痛みに配慮をしながら表面麻酔、局所麻酔を行います

3.サージカルガイドを装着し、歯肉パンチにてインプラント埋入予定部位の歯肉を取り除きます(これ以降インプラントの埋入までサージカルガイドを装着したまま手術を行います)

4.専用のドリルにてインプラント埋入窩を形成し、インプラントの埋入を行います

5.サージカルガイドを外し、ヒーリングキャップを装着します

6.術後にCTを撮影し、予定した部位にインプラントが埋入されている事を確認します

                                                                      手術終了

 

フラップレスインプラントの最大の特徴は、歯肉を切開する事なく手術が出来るという点にあります。

最初に麻酔を施しその後、サージカルガイドを用いて歯肉に小さな穴を開けます。

ここから専用のドリルを使用してインプラントを埋入します。

従来の歯肉を切開しインプラントを埋入する術式と違い、患者様にとって負担が少なく、今までと比べて手術時間が大幅に短縮される利点があります。

またフラップレスインプラントは術後の痛みや腫れも少ないため、手術後の回復も早くなる傾向があります。

 

消毒

インプラント治療を受けた後は適切なケアが欠かせません。特に手術後は、感染を防ぎ治療した部位を清潔に保つ事が大切です。

手術が終わって一週間後にはインプラントを埋めた箇所の消毒と歯科衛生士によるブラッシング指導を行います。

これは患者様がご自身でインプラント専用のブラシでブラッシング出来る様にする為です。

ブラッシング指導の主な内容はインプラント専用歯ブラシの使い方や、インプラント周辺を傷つけないようにするブラッシング方法、また歯間ブラシやフロスのご使用方法などです。

 

上部構造の型取り

骨とインプラントがしっかり結合した事を確認し、専用の器械にて骨とインプラントの結合度を数値で判断します。問題がない事を確認したら次は、上部構造物の型取りです。

型取りは口腔内の他の歯とインプラントが自然な咬合が出来る様にインプラントに取り付けるクラウンの正確な形とサイズを決めるために行います。

自然な咬合で上下の歯が適切に噛み合わないと、食べ物が上手く噛めなかったり、発音が悪くなったり、見た目にも影響してしまいます。

型取りを行いインプラント周辺の歯茎の形状や、隣接する歯なども正確にデータを取ります。このデータを基に患者様に最適化された上部構造物の製作が可能になります。

型取りしたデータを歯科技工所へ送り患者様の口腔内にフィットする上部構造物が製作されます。

 

上部構造物の装着

上部構造物が準備出来たらそれを口腔内に装着します。これでインプラント治療の主要部分が完了します。

 

メインテナンス

インプラントを長期的にご使用して頂く為には、継続的なメインテナンスが欠かせません。歯科医院の定期検診に通い日々の丁寧なオーラルケアがインプラントを長持ちさせる事につながります。

インプラントがお口の中で安定した状態で機能する確率はおよそ10年で97%と言われていますが、術後のメインテナンスによって術後の持ちが長くなりますが、メインテナンスを怠ってしまうと逆に短くなってしまいます。

インプラントの安定を左右する要素としてインプラントの歯周病ともいわれる「インプラント周囲炎」がありますが、メインテナンスを怠る事で、罹患するリスクが高くなる事が知られています。

その為当院では術後のメインテナンスにも力を入れています。

歯科医院で定期的なチェックを行う事で、インプラント周辺の組織やお口の健康を守れますし、お口に何か問題があれば早期に発見し治療する事が出来ます。

毎日のブラッシングとフロス使用、適切な食習慣、そして定期的なクリーニングと検診。これらのステップを継続する事で、インプラントがお口の中で安定した状態で機能する確率を上げる事が可能です。

 

フラップレスインプラントのメリットとデメリット

上記でもお伝えした様に従来のインプラント手術と比べるとフラップレスインプラントの最大のメリットは、何といっても患者様への体の負担が大幅に少ない事です。

フラップレスインプラントは歯肉を切開する事なくインプラントを行うため、手術に伴う痛みや腫れが大幅に少なくなり、患者様の回復も早いのが特徴です。

さらに手術時間の短縮も大きなメリットといえるでしょう。

ガイドを使用することで正確な位置にインプラントを埋入できるので時間の短縮だけでなく非常に安全に手術を行う事が出来ます。

しかしこの治療法は患者様ご自身の口腔内に十分な骨量が必要となります。したがって、すべての患者様に適しているわけではありません。

ですがGBR法(骨造成手術)という骨の量を増やす方法もありますので、フラップレスインプラントを諦めていた方も一度相談してみても良いでしょう。

https://www.with-dc.com/implant/gbr/

 

まとめ

手術の負担が少なく回復も速いという特徴から、フラップレスインプラントは、多くの患者様にとって魅力的な選択肢の一つです。

この手術では歯肉を切開する事なくインプラントを行う事が出来る為、術後の不快感や腫れが軽減され、日常生活への復帰が早くなる事が期待出来るでしょう。

忙しい日々を送る中でも比較的簡単に治療を受ける事が可能です。

フラップレスインプラントが多くの方にとって魅力的な選択肢である事は確かですが、それが全ての方に適しているわけではありません。

顎の骨の量が充分でない方は出来ませんがGBR法(骨造成手術)もありますので一度歯科医院で相談してみましょう。

患者様お一人おひとりのお口の状態は異なりますので、それぞれに最適な治療法を見つける事が大切です。

インプラント治療をお考えの方はインプラント手術の経験豊富な歯科医院を選び、ご自身に合った治療方法を歯科医師と一緒に考えてみましょう。

あなたの状況や希望をしっかりと理解してくれる歯科医院であれば、最善の治療を提案してくれるでしょう。一緒に検討しご自身が納得のいく選択をする事で治療に対する不安も減り、より快適に治療をする事が出来ます。

 

いかがでしたでしょうか?

これからインプラント治療をお考えの方はご参考にして頂ければ幸いです。

千葉県柏市のウィズ歯科クリニックでは国際口腔インプラント学会(ISOI)認定医が三名在籍し、セカンドオピニオンや無料相談も受け付けおります。ご連絡をお待ちしております。

 

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