『豆知識』虫歯の原因と対策について 

こんにちは!

イオンモール柏正面にある柏、南柏の歯医者、ウィズ歯科クリニック歯科衛生士の西潟です。

 

前回の虫歯とは?に引き続き、

今回は虫歯の原因とその対策についてお話していきます!

 

②虫歯の原因

ちゃんと磨いているのに…

甘いもの食べていないのに…

検診に行くたびに虫歯があると言われてしまう。

気をつけているのに、なぜ?

 

虫歯は、色んな理由が複雑に絡み合うことで出現します。

ですので、人それぞれ原因は異なります。

 

糖分細菌(歯垢)宿主と歯質が主な原因で

これに加えて時間や知識、健康観、習慣なども関係します。

虫歯になりやすい人、なりにくい人はいます。

 

甘いものを食べなかったり歯磨きをしっかりするだけで大丈夫というわけではないのです(>_<)

(もちろん歯磨きは大事ですよ!)

 

主な原因をひとつずつみていきましょう。

 

(1)糖分

糖分はプラーク中の細菌が酸を作る材料になります。

これが脱灰です。

 

糖分というと砂糖をイメージされるかと思いますが、この糖分とは発酵性炭水化物のことを言い、

お茶やお水以外の飲食物にはほぼ含まれているので飲食したら酸が作られると考えましょう!

 

ここを防ぐには、間食を控えるか規則正しくして

糖分の摂取頻度を減らすことが大切です。

頻度を減らすことで再石灰化の時間を作ってあげるということです

 

ジュースやスポーツドリンク、乳酸菌飲料も糖分が含まれているので摂り方には注意が必要です(´ー`)

 

寝る前に飲みっぱなし食べっぱなしにしないでくださいね!

 

(2)細菌(歯垢)

虫歯は主にミュータンス菌とラクトバシラス菌が関係していると言われています。

 

ミュータンス菌は酸を作る能力があり、歯面にくっつくことができます。

 

ミュータンス菌はキシリトールにより力が弱まるものもいると言われているので、キシリトールを使って虫歯予防をするのもいいかもしれませんね。

 

対してラクトバシラス菌は歯面にくっつく力はありませんが、虫歯の穴や治療した修復物のキワに多くいます。

 

つめものや被せ物の周りが段差になっていると汚れが溜まりやすくもなるため、そういったものは新しく詰めなおしたり被せ直すことでラクトバシラス菌の減少に繋がります。

 

フロスが引っかかる方は要注意です!

(3)宿主と歯質

宿主(しゅくしゅ)とは、自分自身のことです。

その人の持つ歯並びや歯の形、唾液の量など、それぞれ条件は異なりますよね。

 

唾液 の量は虫歯予防にはとても大事なもので、

脱灰によって酸性になったところを唾液のもつ緩衝能(かんしょうのう)という作用で中性に戻してくれています。

また再石灰化も唾液の力が関係しています。

 

みなさん…食事中よく噛んでいますか??

よく噛むことで唾液の分泌と質が良くなるので、食事はしっかり!よく噛んで!食べてくださいo(`ω´ )o

 

また、歯質を強くするためにはフッ素の力が必要です。

フッ素には再石灰化を促進したり酸に対して強くしてくれる作用があります。

日々の歯磨き粉でフッ素を取り入れるのはもちろん、定期的に歯科医院で高濃度のフッ素を塗り歯質強化をしましょう♪

 

 

 

…さて。ここまで読んでいただいて、ドキッとするところがあった方はいませんか?

ご自身でなにが良くないのかを知り、しっかりとコントロールすることができれば虫歯になるリスクは減らせるはずです。

"治す"より"守る"ことを大事にして一生ご自身の歯で過ごしていきたいですよね。

 

長くなってしまいましたが、これにて虫歯予防についてのお話は以上になります(^^)v

 

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます!

何かご不明な点がございましたらお気軽に声をかけてくださいね☆

 

 

 

参考文献:歯科予防処置・歯科保健指導論、

歯科衛生士のためのカリオロジー

 

 

 

 

 

 

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