『豆知識』舌小帯について 

こんにちは!

イオンモール柏正面にある柏、南柏の歯医者、ウィズ歯科クリニックの金杉です。
 
突然ですが、みなさん!
 
舌をべーっと出してみて先がハートのようにくびれてはいませんか
 
舌を上のあごにグッと押し当ててみて下さい。
押し当てたらそのままキープしてお口を開けて下さい。
 
お口を開けてもその状態をキープ出来ますか?
 
どうでしたか?出来なかった方は舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)の可能性があります。
 
今回はどのような影響があるのか、どう改善して行くのかについてお話ししようと思います。
 
舌小帯短縮症とは?
舌の下には舌の先端から口底部にかけて舌小帯というヒダ状のものがあります。
正常であれば発音や食べることに関して問題はないのですが、このヒダが生まれつき太く短い場合があります。
それによって舌全体の動きが悪くなり、発音や喋り方に影響が出て来てしまい、悪影響を与えてしまいます。
 
症状はどんなものがあるの?
・口をあまり開けずに小さな声で話す
・滑舌が悪い
・発音障害がある
(サ行、タ行、ラ行が鮮明ではない)
・早口言葉が言えない
 
などが挙げられます。
 
悪影響って何があるの?
まず歯並び(不正咬合)に影響が出ます。
・開咬→奥歯は噛んでいるが前歯が噛み合わずに常に前歯が開いている状態
・下顎前突→下の顎が上の顎より前に出てしまう
・上の歯の歯並び、そして隙間が狭くなる
 
なぜ歯並びが悪くなるの?
舌を上にすることができないため、舌低位と呼ばれる状態になります。
また、食べ物や唾を飲み込む動作(嚥下)を、舌を前方に押し出しながらしてしまいます。
このことにより歯並びが悪くなります。
 
これ以外には影響はないの?
舌を上手に動かすことが困難な為、舌先を使って話すラ行などの発音が鮮明ではないので舌足らずな話し方になってしまいます。
 
また口呼吸気味になり、歯周病や虫歯にもなりやすくなります。
普段から鼻呼吸を意識する事が大事になります。
 
治療方法は?
舌のトレーニング(MFT)と切除手術の2つがあります。
ヒダの付着程度が軽度の場合は機能訓練(舌を上に動かすトレーニング)を行うだけではその症状が軽減される場合もあります。
 
ですが、トレーニングだけで舌の動きを改善することが難しい場合はヒダを切除する手術、小帯切除術を行っていきます。
 
 
Q&A
 
Q.何歳ぐらいから手術出来るの?
A.ミルクをうまく吸うことが出来ない、授乳がうまく出来ない場合は小さい頃に行う場合があります。
 
舌小帯の程度や、機能障害の程度により時期を決めていきます。
基本的には局所麻酔で行いますが、乳幼児期の手術は全身麻酔下での手術になることがあります。
 
Q.手術中や術後に痛みは出るの?
A.術前に痛み止めを飲んでいただき、麻酔をして行うので術中の痛みはほとんどありません。麻酔が切れてから多少痛むこともあるのでその場合は痛み止めを飲んで様子をみていただきます。
一週間ほどは舌を動かしにくくなるので、食事や会話に支障が出ることがあります。
 
 Q.どう確認するの?
 A.自分で上記のように確認してみて下さい。ですがよくわからなかったりどこを見ればいいかわからなければ歯医者さんで確認してもらって下さい。
 
どうだったでしょうか?
あまり浸透していない舌小帯短縮症。
みなさんの周りにも同じような症状の人がいたら一度歯医者さんでチェックしてもらってみたら?とお話ししてみて下さい!
そしてご自分でもぜひ確認してみて下さいね!
 
 
 

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