『豆知識』小児矯正治療

こんにちは!

柏市吉野沢のウィズ歯科クリニックの安藤です。

先日矯正治療について勉強会を行いました!

学んだことも含めお話しさせていただきたいと思います。

 

矯正の必要性とは?

歯並び・咬み合わせが悪いと、歯磨きが上手くできないために虫歯や歯周病になりやすい、顎関節症を引き起こしやすいといった口腔内の健康面に問題をもたらすことがあります。

また、発音が不明瞭になったり、うまく咬み切れないため消化不良や、放っておけば頭痛や肩こりを引き起こし、体の健康にも影響を与えることがあります。

 

★なぜ頭痛や肩こりを引き起こすの??

咬み合わせのズレによって、首周りの筋肉が常に緊張し、筋肉の中を通る血管が圧迫されるため血流が鈍くなってしまい、その結果頭痛が起こります。首と肩の筋肉は密接に関係しているため、どちらかの筋肉が緊張状態になるため肩こりの原因となります。

 

小児矯正治療とは?

お子様の矯正治療では、顎の骨の成長期と矯正治療の開始時期を合わせることがとても大切です。歯や顎、心の成長はお子様それぞれ違います。 早い時期に矯正を始めたほうが良いお子さんもいれば、 しばらく様子を見てから始めたほうが良いお子さんもいらっしゃいます。 

 

矯正治療は「第一期治療」「第二期治療」の二つに分けて治療を行います。お子様の矯正治療は早い方が良いと言われますが、一般的には一期治療は6歳から11歳頃、二期治療は12歳頃になります。

乳歯と永久歯が混じり合っている時期に行う矯正装置を「第一期治療」と呼びます。

この時期はお子様ご自身や保護者の方が気づかなくても、学校の検診などで不正咬合を指摘されることが多いです。

 

一期治療では

①顎の骨の成長をコントロールします。

②習癖の改善をします。

③前歯歯並びの改善をします。

 

永久歯が生えそろった後に行う矯正装置を「第二期治療」と呼びます。

二期治療では永久歯に矯正装置を付けて全体的な歯並び、口元の改善をします。ガタガタが少なく顎のズレが修正されていれば歯を抜かないで治療ができます。

反対にガタガタが残り、ズレがある場合は抜歯を使用した矯正治療になります。

小児矯正のメリットは?

①上下の顎にズレがある場合、骨の成長期でしか治せません。(12歳ごろを過ぎてからでは遅いです。)

②顎の成長に合わせて歯を並べていくので将来、抜歯をして矯正するリスクが減ります。

③歯並びが安定しやすいです。(後戻りが少なくなります。)

 

不正咬合の種類

・叢生(そうせい)

歯が凸凹に生えている状態のことです。叢生歯列の原因は、歯の大きさや数に対して、顎の骨が小さく、歯が並ぶ充分なスペースが無い場合におこりやすい不正咬合です。

・上顎前突(じょうがくぜんとつ)

「出っ歯」「下顎遠心咬合」とも呼ばれ、上顎の過成長、または、下顎が上顎と比較して奥に引っ込んでいる歯列状態のことです。

・下顎前突(かがくぜんとつ)

「受け口」とも言い、骨格的に下顎が大きい状態のことです。

・開咬(かいこう)

奥歯でしっかり噛んでも前歯が咬み合わずに上下の歯の間が開いてしまう歯列のことです。開咬は歯列によるものと骨格によるものとに分かれ、原因は、幼年期に指しゃぶりが長く続いていたこと等が原因になることもあります。

・過蓋咬合(かがいこうごう)

上の前歯が下の前歯に深く咬み合わさっているものです。中には、下の歯が全く見えないくらいに噛み合わせが深い歯列もあります。

 

乳歯列の受け口、反対咬合、下顎前突に使われるムーシールドについて

患者様の舌の筋力、上唇の筋力を利用して矯正治療を行ないます。

受け口の治療開始時期は、より早期からであることが望ましいと考えられています。
ムーシールドの場合、寝ている間に口に装着するだけなので、不快感や痛みがありません。 そのため、3歳児という低年齢からの受け口(反対咬合)治療が可能です。

しっかり使用いただければ3~8ヵ月ほどで改善していきます。

 

 

治療方法、期間等はお子様の歯並びによって変わります。

当院では月2回、気になる歯並びや歯の生え方について無料相談会を行っています。

矯正認定医の石川友子先生が担当致します。

矯正の無料相談は予約制となっておりますのでお電話にてご予約下さい。

 

『歯の痛み』はもちろんのこと『ホワイトニング』『インプラント』から『保育士託児』『相談室でのカウンセリング』など、先端治療と快適な医院空間で幅広い年代層の方に満足していただける医院を創ります。

柏市の歯医者 ウィズ歯科クリニック

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