【小児の歯科矯正】気になる治療期間や費用、保険適用について詳しく解説!

こんにちは。柏にある小児歯科のウィズ歯科クリニックです。

「子供の歯並びがガタガタで将来が心配」「矯正を検討しているけれど、いつからやるべきなのか分からない」このような悩みを抱えて小児矯正を検討している方は多いでしょう。

しかし、小児矯正をはじめようと思ったとき「どのような矯正治療をするのか」、また「費用」や「期間」など疑問点が多くでてくると思います。本記事では、小児矯正で疑問を感じやすい小児矯正のメリット・デメリット、小児矯正の治療方法と治療期間、小児矯正は保険適応や医療費控除の対象になるのかについて解説します。子供の矯正を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

永久歯が生え変わる前に矯正はできるの?

矯正中の女の子

結論から述べると、永久歯に生え変わる前の矯正は可能です。子供の矯正は、開始する時期により「一期治療」と「二期治療」の2つに分類されます。永久歯に生え変わる前におこなう矯正は、乳歯と永久歯が混在している時期におこなわれる一期治療です。一期治療と二期治療は、開始する時期以外にも違いがあります。

一期治療

一期治療は、6歳前後からスタートする治療法です。体の成長を利用して、大人ではできない骨格の位置関係やズレを装置の力を利用して補正します。骨格が整うので、永久歯がきれいに並ぶスペースをつくることが可能です。

ただし、顎の骨が成長している時期におこなう治療法なので対象の時期が限られます。

二期治療

二期治療は、歯が生え揃い、あごの成長がピークを超えて落ち着いた15歳前後からスタートする治療法です。二期治療は、すでに生え揃った状態の歯並びを整えていきます。歯を細かく移動させて噛み合わせを整えたり、歯並びを整えたりすることが可能です。成人の矯正方法と同じ方法でおこないます。

小児矯正のメリット

歯科医で治療中の男の子

小児から矯正をはじめるメリットはあるのでしょうか。小児矯正のメリットは以下の5つが挙げられます。

あごの成長を利用できる

小児矯正では、あごの成長を利用して骨格から歯並び・噛み合わせの異常を改善します。骨格から改善できるので、上下のあごの位置関係や大きさのバランスなど矯正装置を使って理想的な状態にすることが可能です。あごの成長をコントロールしておこなう矯正は、小児矯正ならではの治療法といえます。骨格から異常を改善するので、噛み合わせが整い、口周りの筋肉も正常に発育できる可能性が高いです。

抜歯の可能性が低くなる

成人矯正は、歯が並ぶスペースが足りない場合、抜歯して歯を並べるスペースを確保します。健康な歯を抜くことに抵抗感を感じる方もいるでしょう。

一方、小児矯正は顎の発育をコントロールして永久歯が並びやすい骨格へ導きます。歯がきれいに生え揃うスペースを確保できるので、抜歯することなく歯並びや噛み合わせを整えられる可能性が高いです。あごが成長段階の時期にしかおこなえない治療法なので、小児から矯正するメリットの一つといえるでしょう。

二期矯正・成人矯正が必要な場合、治療期間が短期間である

小児矯正をおこなうと、永久歯が並ぶスペースが確保されます。歯が並ぶ十分なスペースがあるので永久歯は正しい場所に生え揃う可能性が高いです。一期治療をおこなっていると永久歯が生え揃い、二期治療・成人矯正が必要になった際も、歯の向きを整える程度の簡単な治療で済みます。歯を大きく移動させる必要がないので、痛みや違和感も少なく治療期間も短期間になるでしょう。

歯が動くのが早い

子供は、大人と比較して骨が柔らかい特徴があります。

矯正治療は歯に力を加えて移動させる治療法です。骨が柔らかい子供の場合、歯が動きやすいので治療がスムーズに進行するでしょう。また、骨が柔らかいので痛みも少ないケースが多いです。

適応能力が高い

矯正は、矯正装置を口内に入れるので、多くの方が痛みや違和感を覚えます。痛みや違和感は、時間の経過とともに和らぐ場合が多いです。

しかし、痛みや異物感に耐えられず矯正を途中でやめてしまう方もいます。個人差がありますが、子供は大人と比較して適応能力が高いです。そのため、矯正装置の違和感にも早く慣れることができるので、ストレスなく治療を進められるでしょう。

小児矯正のデメリット

矯正の写真を口に当てている男の子

小児矯正を検討する際、メリットだけでなくデメリットも確認したうえで判断しましょう。矯正治療をはじめてから「こんなはずではなかった」と後悔しないように小児矯正のデメリットを確認していきます。

小児矯正のデメリットは以下の2つです。

虫歯リスクが高くなる

矯正装置のなかでも固定式の矯正装置が入っている方は、虫歯リスクが高いです。固定式の矯正装置は、装置の周りや歯と装置の間などに食べ物が入り込むので、食後にブラッシングで取り除く必要があります。

しかし、歯ブラシだけでは十分に取り除くことが難しく、歯間ブラシやワンタフトブラシなどの補助清掃用具を併用しなくてはなりません。ブラッシングが不十分な状態が続くと虫歯や歯茎の炎症に繋がります。虫歯の程度によっては、矯正を一度中断して虫歯治療をおこなう場合があります。固定式の矯正装置が入っていると、子供が細かい部分の汚れまで落とすのは難しいでしょう。

子供の歯を虫歯から守るためにも、1日1回は仕上げ磨きをおこなって、しっかりと汚れを落とすように心がけてください。

装置によっては本人や親の協力が必要である

矯正装置のなかには、取り外しが可能な可徹式の矯正装置があります。可撤式の矯正装置で矯正をおこなう場合、本人や親の協力がないと歯が計画通り動かず、矯正期間が長くなる可能性があります。小児矯正では、可撤式の矯正装置を使用する場合が多いです。可撤式の矯正装置は、食事やハブラシの際に取り外しできるので、食べカスやプラークが残りにくいメリットがあります。

ただし、矯正治療の効果を得るためには、医師が指示した通りの装着時間や使用方法を守ることが必要不可欠です。協力的でない子供の場合、矯正装置を嫌がり適切な装着時間を守れなかったり、子供任せにしていると装着するのを忘れたり紛失する可能性もあるでしょう。可撤式の矯正装置の場合、子供の協力はもちろん、親がしっかりとサポートする必要があります。

小児矯正の治療方法と期間は?

歯科医で笑顔の女の子

矯正治療を検討している場合「小児矯正の治療方法にはどのような治療方法があるのか?」「治療期間はどれくらいかかるのか?」について、気になる方も多いでしょう。ここでは、小児矯正の治療方法と治療期間を解説します。

一期治療の治療方法と治療期間

一期治療の矯正期間は、13年が期間目安です。

ただし、一期治療完了後に二期治療をおこなう必要がある場合は、さらに期間が長くなります。治療完了後は、あごの成長と歯の生え変わりのバランスをみていく経過観察の期間を設ける場合が一般的です。

一期治療の治療方法は、以下のように大きく3つに分類されます。

可撤式矯正装置

可撤式矯正装置は、取り外しができる矯正装置です。取り外しが可能なので、本人や親の協力が必要です。医師の指示に従って自己管理することがスムーズに治療を進めるポイントになるといえるでしょう。

可撤式矯正装置の種類は以下のとおりです。

・拡大床

拡大床は、歯のアーチを広げる矯正装置です。上のあごに「入れ歯」のような装置を装着して、ネジを少しずつ回して歯のアーチを拡大していきます。歯のアーチを広げると永久歯の生えるスペースが確保されるので、歯を抜くことなく歯並びを整えることが期待できます。拡大床は、簡単な歯の傾斜にも対応できるので、倒れている歯を正しい位置へ整えることもできます。

ムーシールド

ムーシールドは、受け口の早期初期治療に使用する矯正装置です。3歳前後から使用可能で、既製のマウスピースを就寝時に装着します。舌や口周りの筋肉バランスを整えて噛み合わせや反対咬合を改善していきます。装着期間は一般的には1年ほどです。同様の装置に「T4K」や「プレオルソ」があげられます。

・リップバンパー

リップバンパーは、唇の過度な緊張がある場合や習癖によって下の前歯が内側に傾いている場合や、乳歯を早期に失った際に奥歯が前方に移動するのを防ぐ目的の矯正装置です。

ただし、リップバンパーは下あごの矯正のみ使用できる方法です。左右の奥歯にバンドを取りつけてワイヤーを通すことで、下唇と前歯の間に隙間をつくります。唇の力をワイヤーが吸収するので、前歯の傾きの改善・ワイヤーが吸収した力で奥歯が前方へ移動するのを防ぐことが可能です。

・バイオネーター

バイオネーターは、筋肉の力を利用することで下あごの前方への成長を促して、出っ歯や受け口・深い噛み合わせを改善する矯正装置です。取り外しができるマウスピース型の矯正装置で就寝時に着用します。

固定式矯正装置

固定式矯正装置は、取り外しができない矯正装置です。口内に装着したままになるので、自己管理が必要なく確実な効果が期待できるでしょう。

固定式の矯正装置は以下のとおりです。

・急速拡大装置

急速拡大装置は、上あごの骨を広げて歯を並べるスペースを確保する矯正装置です。上あごの「正中口蓋縫合」といわれる骨が癒合していない思春期までの子供が適応となります。固定式の装置で、装置の真ん中に付いているネジを回してあごを拡大します。

・リンガルアーチ

リンガルアーチは、歯の裏側に装着して、アーチ型のワイヤーが広がる力を利用して歯を動かす矯正装置です。数本の前歯の矯正をおこないたい場合に用いられ、歯の位置や向きを変えることが可能です。リンガルアーチは、噛み合わせや反対咬合の改善が期待できます。

顎外矯正装置

顎外固定装置は、矯正装置が口内だけでなく、あご・おでこ・頭などにも装置を装着しておこなう矯正補法です。主に、就寝時に装着します。

顎外固定装置の種類は以下のとおりです。

・ヘッドギア

ヘッドギアは、上あごの成長を抑制する矯正装置です。上の奥歯にワイヤーを取り付け、ワイヤーと頭頂部または後頭部に固定したベルトと繋ぎあわせることで、上あごを後ろに引っ張り成長を抑制します。上あごの過度な成長を抑制できるので、上下のあごのバランスが整えられるでしょう。また、前歯を後退させたい場合に、奥歯を後方に移動させるために利用するケースがあります。

・チンキャップ

チンキャップは、下あごが過度に成長しておこる受け口に対して使用する矯正装置です。下あごの先端部分と頭に帽子のような装置をかぶり、下あごが成長しないように抑制します。噛み合わせの状態によっては別の矯正装置と併用して治療する場合があります。

・プロトラクター

プロトラクターとは、上あごが小さく、下あごとのバランスが崩れて受け口になっている症例で使用する装置です。口内につけた装置のフックと、顔につける装置のフックをゴムでつないで牽引します。上あごを前方に引っ張ることで、上あご全体の成長を促進させる効果が期待できる装置です。

二期治療の治療方法と治療期間

二期治療の治療期間は、12年が期間目安です。

二期治療でおこなう治療方法は以下のように大きく4つに分類されます。

・表側矯正(ワイヤー矯正)

表側矯正は、歯の表面側に矯正装置を取りつけます。「矯正治療」と聞いて、多くの方がイメージする矯正方法といえるでしょう。

表側矯正は、一つひとつの歯の表面にブラケットと呼ばれるボタンのような装置を取りつけます。取りつけたブラケット同士を繋げるようにワイヤーを通し、ワイヤーが元の状態に戻る力を利用して歯を適切な位置へ移動させる矯正方法です。

・裏側矯正(ワイヤー矯正)

裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置を取りつける矯正方法です。表側矯正と同様にブラケットとワイヤーを使って歯を移動させます。内側に矯正装置がつくので、審美性に優れた方法といえるでしょう。

・ハーフリンガル矯正(ワイヤー矯正)

ハーフリンガル矯正は、上が「裏側矯正」下は「表側矯正」を用いておこなう矯正です。裏側矯正と比較して、発音への支障が少なく表側矯正でおこる口元の突出感も軽減できます。

・マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明のマウスピースを装着して歯を移動させる矯正方法です。2週間~1か月ごとに新しいマウスピースに交換しながら歯並びや噛み合わせを整えていきます。可撤式の矯正装置なので、効果を得るためには装着時間を守るなどの自己管理が必要です。

小児矯正にかかる費用は?

電卓と歯ブラシ

矯正治療は保険適応外の自費治療のため、小児矯正を検討中の方なら気になる方も多いでしょう。ここでは、小児矯正にかかる費用相場を解説します。

小児矯正にかかる費用相場は以下の表のとおりです。

<小児矯正の費用目安>


処置名 費用目安
初回カウンセリング 0〜10,000
検査・診断料 15,000〜55,000
一期治療 100,000〜500,000
二期治療 200,000〜1,200,000
調整料(1回)

一期治療 3,0005,000

二期治療 5,000円〜10,000

観察料(1回)

2,000〜5,000

矯正費用は歯科医院によって価格設定が異なります。初回カウンセリングは無料でおこなう歯科医院が多いですが、有料の場合もあるので受診前に確認するようにしましょう。また、調整料・観察料を一期治療・二期治療の費用に含めている場合など、歯科医院によって異なる点が多いので、見積書をもらった際に疑問点があれば積極的に確認することをおすすめします。

小児矯正は保険適応になるの?

電卓とメモ帳

小児矯正をふくめた歯科矯正は、保険適応外の自由診療が一般的です。健康保険は適応できません。また、矯正にかかる費用も歯科医院によって異なるので料金差があるでしょう。

ただし、国が認めている疾患に該当すれば、矯正治療でも健康保険の適応になります。外科的な治療が必要な顎変形症や先天性の疾患が原因の口唇口蓋裂・筋ジストロフィー・ダウン症候群などが該当します。保険適応の症例は多くあるので、該当するかわからない場合は歯科医院で一度確認してもらうといいでしょう。

小児矯正は医療費控除の対象になるの?

電卓と医療費控除

医療費控除は、1年間で支払った医療費が10万円以上になった際、確定申告をおこなうと納めた税金の一部が控除される制度です。

矯正治療で医療費控除の対象となる症例は「歯並びが原因で発音に支障が出る」「噛み合わせが原因で上手く食事ができない」など子供の成長に支障がでていると診断された場合に利用できます。「歯並びをきれいに整えたい」などの美容目的で受ける矯正治療は適応外となるので、注意が必要です。また、医療費控除は申請の際、医師から診断書を受け取り提出する必要があります。

まとめ

歯の模型を前に置き笑顔の女の子

子供の歯並びが悪く将来を心配される親御さんは多いです。矯正治療は歯並び・噛み合わせの悩みを解消できる有効な手段といえるでしょう。

小児矯正は「一期治療」と「二期治療」があり、適応となる時期が異なります。治療を検討する際は、小児矯正のメリット・デメリットをしっかりと理解したうえで判断するようにしましょう。治療法や費用・期間も一人ひとり異なるので子供の歯並びが気になる場合は、はやめに歯科医院に相談することをおすすめします。

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