成長の春にむけて!乳歯から永久歯へのスムーズな生え変わりをするには?

こんにちは!イオンモール柏向かいにございますウィズ歯科クリニック小児歯科医師の根本です。

年度末になるとお子様が卒園・卒業を迎え、新年度には少し緊張しながら進級・進学をされるという方が多くいらっしゃると思います。

小さなお子様を持つ保護者の皆様にとっては、お子様の健やかな成長と幸せが何よりもの願いですよね。

そんな中でお子様の健やかな成長に大きく関わるものの一つが「お子様の歯の健康」です。

新年度にあたり進級・進学を迎えるとどの保育園・幼稚園・学校などで健康診断をするかと思いますが、その中には歯科検診も含まれます。

その時によく耳にするのが「お子様の歯の生え変わり」についてのご質問です。

そこで今回はお子様の歯の生え変わり、特に乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくる現象についてその原因や対処法、そして保護者の皆様が取り組むべき予防策について詳しくお話ししていきたいと思います。

 

お子様の歯の生え変わりについて

お子様の歯の生え変わりは、個人差もありますが一般的に6歳頃に始まり12歳頃には完了します。

この時期はお子様が保育園や幼稚園、小学校といった新しい社会生活の環境に身を置き生活のリズムが大きく変化し、また多くの変化を経験する大切な時期です。

その中で歯の生え変わりはお子様本人にとっても見守る保護者様にとっても一大イベントといえるでしょう。

しかしこの歯の生え代わりの過程で乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくる場合があります。

これはお子様の口腔内環境や将来の歯並びにどのような影響を及ぼすのでしょうか?以下に詳しく解説していきます。

 

乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくる原因

乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくる原因はいくつかありますが主に以下の理由によるものです。

 

乳歯が適切なタイミングで抜けていない

乳歯が本来のタイミングで抜けなくても下から成長してくる永久歯は正しい位置に生えようとします。

その結果乳歯と永久歯が混在する状態になります。

 

永久歯の進行方向がずれている

通常はまず乳歯の根っこが溶かされ吸収し乳歯がグラグラとしてきます。永久歯はその乳歯を下から押し上げる事で乳歯が抜けるという流れになります。

しかし永久歯が正確な位置や角度で成長しなかった場合、乳歯が抜けずに永久歯が生えてくる事があります。

 

口腔内のスペースが不足している

永久歯が生えるためのスペースが不足している場合永久歯は適切な位置に生える事ができません。

歯の生えるスペースが足りないため【歯根吸収:乳歯の根っこを永久歯が溶かして吸収する】が上手く行われず、乳歯が抜けずに永久歯の成長する位置や角度が不適切なまま永久歯が生えてきてしまう為です。

 

生え変わりのプロセスに異常をきたした

事故や転倒などにより大きな衝撃が歯に加わると生え変わりのプロセスに異常が生じる事があります。

その結果乳歯が抜けなくなったり永久歯がうまく成長できなかったりします。

そのため乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくる事があります。

これらはお子様の口腔内の健康に影響を及ぼす可能性があり適切なタイミングでの歯科医院の受診が必要です。

時には乳歯を抜歯する事や矯正治療が必要になる場合もあります。

 

永久歯が先に生えてくる事による悪影響

乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきたとしても多くの場合は乳歯が短期間で自然に抜け落ち永久歯も問題なく成長します。

しかし中にはいくつかの問題が生じる可能性があります。

健康な歯と虫歯になっている歯、歯ブラシ、歯の治療器具が置かれている

歯並びが悪くなる

乳歯が長期間抜けない場合永久歯が正しい位置に生える事ができず、歯並びが悪くなる可能性があります。

このような場合抜歯や矯正治療が必要になる事もあります。

 

噛み合わせが悪くなる

永久歯が不適切な位置に生えると噛み合わせの問題が生じる事があります。

これは適切に噛む事ができないだけでなく胃腸への負担増加や頭痛・肩こりなど全身の健康問題につながる可能性があります。

 

むし歯のリスクが高まる

乳歯と永久歯が重なり合うと歯ブラシが届きにくい部分ができ汚れが溜まりやすくなります。

特に永久歯が根をしっかり形成する前の歯は酸に弱くむし歯になりやすいです。そのためより丁寧な歯磨きが必要になります。

 

 

対処法と予防策

まず乳歯から永久歯へのスムーズな生え変わりに大事なのは日常的に定期的な歯科検診を受けている事です。

歯科医院では乳歯と永久歯の状態を診察し必要があれば先に乳歯を抜歯する事もあります。

また日常での歯磨きによるブラシッングはむし歯予防の基本です。

永久歯が生え始めたら特に注意を払ってケアを行う必要があるでしょう。

 

お子様が事故や転倒などによりお口に強い衝撃がかかってしまう事故や転倒を避ける事はなかなか容易ではありません。

しかし遊びやスポーツの際に適切な保護用具を使用する事でそのリスクを最小限に抑える事ができます。(自転車に乗る時にはヘルメットを着用するなど)

また何か異常を感じた場合は早めに歯科医院を受診し適切なアドバイスや治療を受ける事が大切です。

そして乳歯が抜けずに永久歯が生えてくる場合つい乳歯を無理に抜きたくなるかもしれませんがそれは止めておいた方が得策です。

無理に乳歯を抜く事は歯茎やその周辺の歯に悪影響を及ぼす可能性があります。一般的に乳歯は自然に抜け落ちるのを待つのが最善策とされています。

もし乳歯がほとんど抜けかけ、グラグラとしていてお子様がそれを気にしてしまい舌で触ってしまったりする場合は、清潔な指でそっと抜いても大丈夫です。

抜いた後に出血があった場合は清潔なガーゼで患部を押さえて止血しましょう。

乳歯の後ろから永久歯が生えてまだ残っている状態になった時はぜひ歯科医院への受診をお勧めします。

乳歯がグラグラしていて痛みが伴う場合は歯科医院で抜歯してもらったほうがよい事もあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくる場合の原因や対処法についてお話させて頂きました。

お子様の歯の健康はお子様自身の健康と成長に密接に関係しています。

乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくると心配の種になりがちですが、適切な対処法と予防策を講じる事でお子様の健やかな口腔内の環境を守る事ができます。

また乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきてしまうのにはいくつかの理由があります。

上記の事をふまえておく事でお子様の歯の健康管理に役立てる事ができるでしょう。

春の新年度に向けて新しい生活を迎えるお子様をお持ちの保護者様は一度この機会にお子様の歯の健康を見直してみてはいかがでしょう。

柏市のウィズ歯科クリニックでは小児歯科専門の医師が在籍しています。初めての歯医者さんデビューのお子様の負担を軽減した治療が可能です。

何か少しでも気になる事がありましたら、柏の歯医者「ウィズ歯科クリニック」までお気軽にご相談ください。ご連絡お待ちしております。

 

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